11/9、中潮、ちょうど満潮辺りの23時頃からフィールドへ。シーズンオフ間近のリバー狙いで室見川河口からやや上った所にてスタートです。
今回はオリジナル塗装の第4弾、90mmシンペンver.の実釣テストを兼ねてのシーバス漁です。
現場は予報通りの強風で濁りがかなりキツめに入ってましたが、今回の塗装はパール系を基調に複雑なフラッシングを発するアクセントが効いてるので、状況にはかなり適してます。90mmのスリム形状で強風でも遠投性バッチリ。
室見川としては珍しく非常に流れが効いていて、普段では攻めづらいポイントも意識的に狙えます。この場所でのメインベイトはイナっ子ですが、こういう状況で遊泳能力の低い小魚がどこに溜まるかを推測するのはかなり容易でした。
相変わらず表層にはベイトっ気も捕食活動も確認はできませんが、まずは表層を探るのが男のロマン。
オリジナル塗装のシンペンはややウェイトがあって水深1m程をキープする仕様(特に淡水混じりなので浮力が下がります)なので、ファーストコンタクトの数投はリップレスのフローティングミノーを試すことに(オリジナル塗装2.5弾)。
流れに乗せて狙った場所でターンするように引いてると、数投目に思い通りの場所で表層バイト。30cm程のチビが一丁前にエラ洗い、あまりの軽さにテンションが緩んでサヨウナラ。まぁいることは分かったのでちょっとテンション上がりました。
その後は表層での反応がなかったので(見えない障害物に根掛かりしてルアーロスト、リーダーも組み直しましたorz)、いよいよ本命のシンペンで勝負。
また実況が面倒なのでテキトーに。
ゆらゆら~と流してスッとやったらバコッと来て、あまりに距離がニアなんでドラグ一気に緩めて遠くでファイトして弱らせて弱らせてGET。
タモがブッ壊れるんじゃないかってくらいの重さ、上がってきたのは見たことないくらいパンパンに太ったフッコでした。測ったら意外にも65cmしかなかったのですが、このサイズにしてありえない重量でした。
流石リバー、めっちゃ引きます。冬になったらしばらくはこのファイトが味わえないのかと思うと寂しくなります。
この後はもう1本が続かず、いつもの最河口まで移動してもみましたが、バラシ1回のみで寒さと尿意に負け早めに帰宅しました。
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11/10、中潮、この日も同じく23時頃からオリジナル塗装の第5弾、前日の90mmシンペンの別カラーを実釣テストすべく室見川へ。
まずは前日好調だったやや上流のポイントからスタート。
濁りと強風は同様ですが、この日は流れがなく、川一面がゴミだらけ。1キャストごとにゴミを回収してしまいます。
そんな状況で当然ながら場荒れしてしまい、ショートバイトもなく河口へ移動。
最河口にはF/Aさんが先に入っていらっしゃったので、一緒にダベりーのランガンしーのしてみましたがどうもダメ。あらゆるレンジを丁寧に探ってみましたが、イマイチ反応が得られません。
そうこうしてると小雨まで降り出したので、思い切って二人で場所移動することに。可能性の川、名柄川にて起死回生を目指します。
例の「みわちゃん」前、確認できるベイトはイナっ子とハゼ、そして僅かにアジ。ベイトが少ないのは室見川同様ですが、こっちのほうが密度が濃いし地形に恵まれてる分だけ期待が持てます。
実釣テスト中のシンペンでは反応無く、リップ大きめのシンキングミノーで下のレンジを探ってるとガツンとバイトあり、しかし一瞬乗っただけの即バレ。
それでもドラグの音が聞けただけで一気にモチベーションが復活しました。
雨足が強まったため、マリナ大橋下へ避難。
ここで橋脚周りや常夜灯の明暗部などかなりタイトに探るもショートバイト1回のみ。F/Aさんはタイムアウトでご帰宅。
かなりテンションはボトムをとってましたが、何としてもNEWカラーのシンペンで釣果を上げたい一心でタバコを吸いながら雨が止むのを待ちます。
しばらく時間を潰してると、願いが通じたのかちょっとだけ治まってきたので、急いで移動。
港内、僅かながら確認できるイナっ子。そのベイトをスロープ際まで追い込んで捕食しようとスイッチが入ってるシーバスがいるんじゃないか。とりあえずシンペンを追い込ませてみることに。
1投目、ふらふらとシャローに向けて流してると、波に当たってバランスを崩した瞬間に勢い良くバイト。エラ洗いを見る限り、ガッツリとフッキングされてる感があったので落ち着いてやり取り、最後はスロープを利用してイージーにランディング成功。
前日のと比べると非常に軽く感じましたが、体長的には69cmとサイズアップ。NEWカラーのシンペン、初回の実釣テストは何とか合格です。
このシーバスは私のエロいファイトでかなり弱らせてしまったので、上の写真撮影後すぐに帰してやろうとスロープを下ったのですが、慌て過ぎて思いっ切り転倒。シーバスをかばおうと無理な体勢で着地して肘を強打するわ、勢いでジャケットのファスナー壊れるわ。
当のシーバスは超元気に帰って行きました。雨の日のスロープ、真面目に危ないです。ローションまみれになったたけし軍団にかなり酷似した滑り方をします。
というわけでミッションも達成できたので、シンペンを良い子良い子しながら帰路につきました。
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それにしても、この数日の冷え込みでフィールドからは一気にアングラーが消えました。そういや毎年冬になるとこんなだなーなんて感傷に浸りつつ冬の訪れを覚悟しました。あの独特の静けさと寂しさは何なんでしょう。
2日連続でオリジナル塗装ルアーの実釣テスト。出来る子。
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僕。sandijazz。
「アングラー歴=年齢-4」という釣りがデフォな人生を送る三十路ナイスガイ。博多湾の中でも特に室見川~今津湾までという狭いフィールド内でシーバスの生態観測を行っている地域密着型アングラー。基本的に右利きなのに左キャスト/右リトリーブという少数派。オカッパリ派(ウェーディングは年に1、2回程度)。魚の生態に関する知識と感覚の鋭さを釣りの糧とする。理論派であり現場主義、経験と実力・実績こそ全てだと考える類の人。「無難」を嫌う超High-stakes気質。定期的にランカーを見ないと精神衛生を乱すほどの大物志向でありながら、ライトタックルでの小魚の数釣りに超はしゃぎまくるラブリーさも持つ。NPO法人バーブレスフック普及協会会員。ラインシステムの研究やルアー製作まで行うド変態、しかもルアーコレクター。シーバスの他にも、ロックフィッシュ(ハタ系・カサゴ系)、アジ、メバル、クロダイ、ナマズ、ブラックバス、雷魚、ヤマメ等、四季折々の釣りをルアーで嗜む。
自己記録:マルスズキ100.5cm、ヒラスズキ70cm、有明鱸89cm、有明ターポン(ヒラ)52cm、シイラ148cm/18kg、キジハタ48cm、メバル32cm、カサゴ35cm、ナマズ72cm、カムルチー94cm、ヤマメ42cm、ニジマス54cm。
実は一企業(小)の事業主。ブランディングディレクター/デザイナー、フロントエンドエンジニア、コピーライター、グロースハッカー。英語・タガログ語(使う機会がなく忘れ気味)・博多弁のトリリンガル。声楽家(元講師)、演奏家(10種以上の楽器を奏でる変態)。レガシィBH5(MT)乗り。とにかく器用。知的探究心の塊。類稀なる強運さに定評あり。
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2 コメント:
昨晩はお疲れ様でした
スロープ側でしたか、やっぱりいましたね
やはり一級の場所にはついてますね
しかし魚も居着きのようですし、すっかり冬ですなぁ…
ランガンで探して一投勝負の季節ですね
> F/Aさん
ほんと、悪天候の中お疲れ様でした。
バッチリ雨が止んでくれたら思い切って渡船場まで行ってやろうかとも思いましたが、「できるだけ早く帰る」を目標にしてたので近場をうろついてみました。
スロープにもベイトはかなり少なかったのですが、仰る通り、居付きのシーバスを狙うならそこしか選択肢がありませんでした。
ちなみに、昨日は雨のため橋の下からしか探れませんでしたが、あの後、小降りになったタイミングで車を停めていた所(ちょうど停船の切れ間)から数投してみたんですが、そこでも1バイトありました。
あっち側の方が魚影は間違いなさそうです。
是非また今度狙ってみましょう!
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