久々にちょっと面白い釣りをしてきたので、今回はそのレポを。
ここのところホゲるかセイゴかという釣行ばかりで負け癖が付きそうな悪い流れに入ってました。
そこで気合を入れ直して原点に帰り、リーダーをナイロン18lbに戻し(最近サーフや岩場ばかりだったのでフロロにしてました)、浅いバイトも逃さない決意を胸に釣行の時を待っていました。
そして2/26、久々に友人アングラーA氏からの誘いを受け、22時過ぎからフィールド入り。
小潮→長潮という潮状況は良くない日、0時過ぎに最干潮を迎えるので最後の下げに賭け、最近ちょっと離れていたサーフへ。
ちなみに今回はA氏とのハンデというわけではないのですが、ルールを敷いての釣り。それは「狙うレンジは表層ないしは表層直下のみ」。
必然的に使えるルアーも限られてきますが、メインはシンペン系、そしてブーツやArea10等のフローティングミノー、潜行レンジの浅いリップレスシンキングミノーとなります。
1投目はシンペンで様子見。投げてみると、期待した通り、弱いながらも下げの流れができてます。
というわけで作戦変更。2投目はZXZのSM88-Sに変更して、ロッド立て気味に流れに任せてスローに送り込んでると、波でルアーがオートマチックにアクションした瞬間に極めて小さな「コツッ」という感触。すかさずロッドを煽ると一気にドラグが鳴り出しました。
サイズは60cmちょっと、ポストスポーンらしい痩せた魚体ですが綺麗なアフターシーバスです。この時期は弱々しいファイトをする個体が多いですが、こいつは結構力強く、しかも流れに乗って走ったので、感触的に70~80cm辺りのシーバスだとヌカ喜びしてしまいました。
その後このポイントでは2回乗らないショートバイトあり、干潮の潮止まりを迎えたので移動です。
潮止まりのダラダラした時間を攻略するにはできるだけ流れが耐えない場所選びが必要なので、次は河川ポイントで一発大物を狙います。
ちなみに、この時点で私の靴は両方中までズブ濡れです。サーフでのリリースは大変です。
このポイントは河口で大きく広がった川幅が最河口で再び狭まっているので、下げが落ち着いてもそこそこ流れてくれます。しかも、ド干潮でもウェーダーがいらない。靴下まで濡れた私にも嬉しい環境です。
ここではA氏にドリフトの基本概念+アルファを教えつつ、乗らない1バイトのみで終了しました。しかも途中でクロスビートの先日修理してもらったトップガイドが破損。ラテオに持ち替え後半戦へ。
緩いながらも上げが始まったところで移動、今度は地磯まではいかないオープンエリアの岩場へ。
ここは先日昼間に通りがかったら低空にカモメがめっちゃ飛んでたので何かしらのベイトは期待でき、しかも地形の関係で流れの筋も通ってます。
1投目、真っ暗闇の中シンペンをスローに巻いてくると、途中で2度コツッという何らかの生命体に当たる感触。
「おー何かめっさおるでー。浮いとるでー。」
次のキャストでも1度コツッ。しかし何かがおかしい。何かに当たるポイントは毎回決まってシーバスが捕食しそうな、言わば自分の本命ポイント。そこにベイトが溜まってる?食われまくりじゃん。
そこで次のキャスト、デッドスローながらもライン張り気味に。シンペン流れに入る、流れを抜ける、バランス崩す、コツッ。←ここでアワセ入れてみるとグッと乗りました。と、次の瞬間、思いっ切りエラ洗い。シーバスやんw
ゆっくりやり取りして上がってきたのは50cmほど、チビながらも間違いなくシーバスでした。テールフック1本の激浅バイト。ポストスポーンかどうかは微妙なサイズ。
これが思いっ切り時合だったらしく、この後もアタリはあるものの本当に微弱で食いが浅く、体が反応する頃には時すでに遅しというバイトに悩まされ、飽きさせないようにルアーを頻繁にローテーションしつつ投げるも時合終了。
沈黙の後にArea10で1HITしましたが、軽すぎ&弱すぎにより途中でテンションが緩んでバラシ。これはバーブレスであろうとバーブがあろうと捕れなかった1本。
ちょっと休ませればまだ釣れそうな雰囲気はありましたが、今日は日曜日、朝ともなれば週末にしか釣りができないアングラーさんが来そうなポイントなので、場を荒らす前に撤収。
その後、ホームの室見川を見に行きましたが、ベイトがボチボチ帰って来ていることを確認して帰宅しました。
しかし河口を遮るように乱立してる仕掛け網の量は尋常じゃないですね。あれは間違いなくアフターの河川侵入に影響してます。
そんなわけで、水温も徐々に上がり出すこれからの季節、まだまだ厳しいながらも表層直下やシャローエリアでのゲームも成立するようになってきた感じがあります。今回の釣行ではサイズにこそ恵まれませんでしたが、そんな良い兆しを体感することができました。
潮も変わって、木曜からは大潮です。昨日今日の雨が吉と出るのか凶と出るのか、川の水温もこのまま上がるのか、夜光虫は増え続けるのか。自然の成り行きをすべて受け止め、これからも変わらず精進します。押忍。
あくまで表層直下にこだわる(手にマメ、靴に水)
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僕。sandijazz。
「アングラー歴=年齢-4」という釣りがデフォな人生を送る三十路ナイスガイ。博多湾の中でも特に室見川~今津湾までという狭いフィールド内でシーバスの生態観測を行っている地域密着型アングラー。基本的に右利きなのに左キャスト/右リトリーブという少数派。オカッパリ派(ウェーディングは年に1、2回程度)。魚の生態に関する知識と感覚の鋭さを釣りの糧とする。理論派であり現場主義、経験と実力・実績こそ全てだと考える類の人。「無難」を嫌う超High-stakes気質。定期的にランカーを見ないと精神衛生を乱すほどの大物志向でありながら、ライトタックルでの小魚の数釣りに超はしゃぎまくるラブリーさも持つ。NPO法人バーブレスフック普及協会会員。ラインシステムの研究やルアー製作まで行うド変態、しかもルアーコレクター。シーバスの他にも、ロックフィッシュ(ハタ系・カサゴ系)、アジ、メバル、クロダイ、ナマズ、ブラックバス、雷魚、ヤマメ等、四季折々の釣りをルアーで嗜む。
自己記録:マルスズキ100.5cm、ヒラスズキ70cm、有明鱸89cm、有明ターポン(ヒラ)52cm、シイラ148cm/18kg、キジハタ48cm、メバル32cm、カサゴ35cm、ナマズ72cm、カムルチー94cm、ヤマメ42cm、ニジマス54cm。
実は一企業(小)の事業主。ブランディングディレクター/デザイナー、フロントエンドエンジニア、コピーライター、グロースハッカー。英語・タガログ語(使う機会がなく忘れ気味)・博多弁のトリリンガル。声楽家(元講師)、演奏家(10種以上の楽器を奏でる変態)。レガシィBH5(MT)乗り。とにかく器用。知的探究心の塊。類稀なる強運さに定評あり。
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2 コメント:
お疲れ様です。
よく釣れますね><
すごいっすね。
自分は今年3回行ったのですが40のちびのみです。
シーバスは難しいです・・・
遠賀の河口も難しいです・・・
> 一希さん
おぉ、高校球児アングラー君!コメントありがとうございます。
河川はまだなかなか厳しいですね。水温が上がるのも一番時間かかるので、個体数だけの問題ではなく活性が上がるタイミングも少ないです。
この時期はイワシ等の回遊系ベイトは少ないので、数投して反応無ければ動く、そしてシーバスのいるポイントに自分からアプローチする気持ちで撃つ、これが一番です。いわゆるランガンですね。水質もクリアなことが多いので、1ヶ所で粘ってもスレが進むだけです。
その時のベイト状況や水温、波、風、流れ、濁り等によってもシーバスが居るレンジが変わるので、細かく攻めて、そして出来るだけそのポイントに足を運んでパターンを掴んで下さい。
野球で培った体力を武器にデカいの釣り上げて下さい。ランカー級の釣果、楽しみにしてます!
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