10/11、体育の日で休日、午前中に室見川河口~愛宕浜でシーバス漁を行ってきました。中潮、弱風、晴れ。最高です。
明ける前からいつものA氏と共にフィールド入り、休みとあってこの時間からすでにアングラー多数。一路先端の防波堤を目指して歩いていると、途中、たまたまアングラーがいない常夜灯付近に並々ならぬ気配。漁師の血を引く者の直感とでも言いましょうか。本当に何と言い表せば良いのか分かりませんが。
すぐにA氏を引き止めてミノーを投げてみると、2人共に1投めから何かに当たる感覚があります。しかも何度も。水面がざわついてる感じはないのですが、確実に何かがいます。しかもすごい数。
正体を判別するために、ショートジャークを入れつつ巻いてみてルアーを見てみると、ボラではないウロコが。間違いなく彼らです。そう、僕らのコノシロ。
恐らく31歳の大人とは思えないであろう笑顔で「Aさん、パターンS、コノシロです('◇')ゞ」と言おうとしたら、A氏のロッドが曲がってドラグが鳴ってる。Aさん、それ、釣れてますやんw
最近メキメキとバサーからシーバサーらしくなってきたA氏、ランディングをヘルプして上がってきたのは60cm強の立派な魚体。ルアーはimaのp-ce80。ナイスです。
一方で、私は珍しくライントラブル、しかもかなりエグいことに。結局50m程ラインを引っ張り出してリーダーを結い直し。痛い時間ロスでした。
この後、明けて先端の防波堤周辺へ移動し狙ってみるも2人共ショートバイトにバラシと大苦戦。50cm弱のサゴシが釣れたくらい。こいつが何故か鬼のように引きました。サゴシにも強い弱いの個体差がありますね。
A氏は用事のため先に納竿。私は見送りがてら河口を上って、潮目とまではいかない、流れに微妙な変化が起きているポイント(ちょうど福岡タワーの対面辺り)で粘ることに。
1投目、中の流れを把握するために水流を受けやすい480円バイブでボトムをとってゆっくりと巻き上げ。ここである程度の結果が出ました。非常に分かりやすい変化が途中にあって、その上の緩い流れに入ると見事にコノシロらしきベイトにコツコツ当たる。頭の良いシーバス、つまり大きなサイズの個体はその下で効率的に捕食してるはずです。
というわけで、レンジキープも兼ねてコンビネーションジャークを入れつつ、エロエロで狙いの層を引いてるとすぐに激しいバイト。5投目くらい、答え合わせ完了の瞬間。
73cmの元気なスズキに始まって、
そのすぐ後で74cmの「ヒラとの混血?」って頭の超パワーファイターを追加。
ここから余裕が出てきたので、いろいろ試してみようと作戦変更。
中層でベイトを散らしながらバイブを巻いてみるとどうなるか → 60cm弱のフッコが釣れました。
ベイトよりも上でシンペンを引いてくるとどうなるか → ベイトの群れを外れた直後に30cmちょい、40cm弱のセイゴが釣れました。
合計5本のシーバス。途中、立派なコノシロも1匹釣れました(スレのはずですが何故か口にフッキング)。
基本的に上げのタイミングは弱い室見川の河口ですが、コノシロパターンだけは別。普段のイナっ子よりも格段にルアーへの反応が良く、しかも当然ながら大物が出やすいです(何しろ20cm程のコノシロを追ってるんで)。
この日は特にレンジと魚体の大きさが密接にリンクしてて、またいろいろ学ぶことができました。
用事があったので満潮で潮止まりを迎えた辺りで帰りましたが、この日の午後、下げや夕マヅメはなかなか凄いことになったのではないでしょうか。もし実釣された方がいらっしゃったら是非コメントをお願いします。
そう言えば、この前日の日曜日は娘の運動会で私の両親・弟も観覧に来てたので、そのまま福吉のとあるサーフにてバーベキュー(毎年恒例)を行ないました。
もちろん、ルアー投げました。みんながいる手前、ひんしゅくを買わない程度にコソコソとw
結果は手のひらよりちょっと大きいくらいのヒラメ1匹でした。
コノシロ祭りで5本&サゴシ。秋はデイに限る。
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僕。sandijazz。
「アングラー歴=年齢-4」という釣りがデフォな人生を送る三十路ナイスガイ。博多湾の中でも特に室見川~今津湾までという狭いフィールド内でシーバスの生態観測を行っている地域密着型アングラー。基本的に右利きなのに左キャスト/右リトリーブという少数派。オカッパリ派(ウェーディングは年に1、2回程度)。魚の生態に関する知識と感覚の鋭さを釣りの糧とする。理論派であり現場主義、経験と実力・実績こそ全てだと考える類の人。「無難」を嫌う超High-stakes気質。定期的にランカーを見ないと精神衛生を乱すほどの大物志向でありながら、ライトタックルでの小魚の数釣りに超はしゃぎまくるラブリーさも持つ。NPO法人バーブレスフック普及協会会員。ラインシステムの研究やルアー製作まで行うド変態、しかもルアーコレクター。シーバスの他にも、ロックフィッシュ(ハタ系・カサゴ系)、アジ、メバル、クロダイ、ナマズ、ブラックバス、雷魚、ヤマメ等、四季折々の釣りをルアーで嗜む。
自己記録:マルスズキ100.5cm、ヒラスズキ70cm、有明鱸89cm、有明ターポン(ヒラ)52cm、シイラ148cm/18kg、キジハタ48cm、メバル32cm、カサゴ35cm、ナマズ72cm、カムルチー94cm、ヤマメ42cm、ニジマス54cm。
実は一企業(小)の事業主。ブランディングディレクター/デザイナー、フロントエンドエンジニア、コピーライター、グロースハッカー。英語・タガログ語(使う機会がなく忘れ気味)・博多弁のトリリンガル。声楽家(元講師)、演奏家(10種以上の楽器を奏でる変態)。レガシィBH5(MT)乗り。とにかく器用。知的探究心の塊。類稀なる強運さに定評あり。
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5 コメント:
どうもです.
10日の朝もほとんど同じパターンでした.ついたのが遅く,防波堤は人多し.なら河口側かたっぱしから攻めると決め,バイブから入ったらあるポイント,レンジでガツガツスレる感じが!(コノシロだったんですね)ウロコ取れなかったのでボラかと思ってましたw これは!と思ってそのポイントを重点的に攻めました.サイズも概ね同じ感じで,60〜70を3バラシ.65を1本とって帰りました.ただ面白いことにあの何も無いようなところなのに1つのトレースラインでしかバイトがありませんでした.(1ヒットはピックアップ直前だったのですが) ボトムからひいてコノシロに当たるか当たらないかぐらいをヒラ打たせてトレースで.ランディングできた65はワンダーリーチ80の同じくボトムから同じレンジをトレースする感じでたまーにトゥイッチ.の瞬間ガツンでした.ワンダーリーチ飛距離,引けるレンジの広さともに反則的ですw バラシのうち2匹はタモの操作ミスでタモも経験だなと思いました.
ツイッターを拝見して11日夕方(15:00)ぐらいにちょっと行ってみたんですが,いく前にラインを巻き替えたのがダメでした.剛戦Xの1号を巻いたのですが,結束強度がハンパないぐらい弱いです.直線強度も表記値ないんじゃないか?と.新品の糸おもいっきりひっぱったらあっさり切れるんですよね.さらにスプールには8割しか巻いてないのにキャスト時ガイドにからまってキャスト切れ,次はTDソルトバイブをフルキャストしようとしたらちょっとだけ毛羽立ってたところから切れ・・・萎えてショートバイト×2にて1時間程度で帰りました.と自分の技術がないのは重々承知してますが,いっこ前に使ってたラパラのラピノヴァより遥かに弱いです.ラピノヴァは号数の割に太いですが.ライン.命綱だけにかなり迷います.今のところラピノヴァで決まりかなと思ってますが,シーバスPEパワーゲームも気になります.
さらに河口側も人が多すぎてありえない感じになってました&誰も釣れていませんでした.が,コノシロまだいるようでした.たまーに魚の群れにスレる感じあり.一刻,河川中央でデカイボラがありえない数ばっしゃばっしゃ跳ねてましたが...何がいたんでしょうか.とにかく河川中央のほうで水面が慌ただしかったですね.
二枚目の写真かなり体高あってカッコいいですねー!めちゃ引きそうですw
また,釣り場でお会いしていろいろお話を伺いたいです.
> SSさん
どうもです!
実は私がお祭り騒ぎしてる最中も周りは釣れてる気配がなくて、タバコ休憩がてら他を観察してたのですが、やっぱりレンジがマッチしてるか否かが大きく釣果を分けてるようでした。「バイブを投げる→着水後すぐに早巻きで回収」、これを続けてる方々は例外なくボウズ食らってました。そのレンジを狙うのであれば、ミノーもしくは仰る通りワンダーなどのシンペンが正解だと思います。ランガンしないのであればできるだけスレさせない釣り方を考えないと数釣りはもちろん、1本さえも難しくなります。
やっぱり午後も状況は良かったみたいですね。この中潮の間はコノシロパターンが続く可能性があるので、大きめのルアーで大物を狙うチャンスかもしれません。
PEに関して、私は特にこだわりはないのですが、最近よく使ってるのは東レの「Salt Line SEABASS PE」の12lbです(どこでも売ってるので)。これは切れません。確か村岡昌憲兄さんが開発に関わってた記憶がありますが。
ちなみに、Rapalaの「RAPINOVA-XX」、これは私が知る限りでは最強のPEです。何しろ0.8号で14lbですから。以前10個まとめ買いしてたのがもう無くなったので、そろそろまた大人買いします。
74cmのやつ、カッコいいでしょ。ほんとにファイト中も「ヒラか?」と思うくらいのパワーで、2、3秒間エラ洗いし続けるという信じられない大技も繰り出してきました。ギャラリーのおっちゃんが「逃がすならもらうばい!」と申し出てこられたのでフィッシュクリッパーを貸して自転車で持ち帰ってもらいました。その姿は青木繁の「海の幸」に通じるものがありましたw
またフィールドで声掛けて下さい。
どうも最近は昼間が良いみたいですね。
何故昼間が良いのかは、自分にはまだわかりませんがw
ワンダーは完全にタダ巻きで使っていますが、アクションさせても強いんですね!
勉強になります。
コノシロの群れは、去年にN川河口で遭遇しました。
が、スレ掛かりばかりで、コノシロ食っているヤツには出逢えませんでした。
レンジがキモみたいですね!
追記ですw
コノシロパターンなんて、デカいルアーを放り込めば誰でも釣れると思っていましたw
シーバス釣りって奥が深い…
> THさん
コメントありがとうございます。
何なんでしょうね、昼の調子が良い理由。
ちょっと感じてるのは、カタクチ接岸でフラッシング系のアピールに反応が良くなってること。そこに太陽の光が絡んでるんでしょうか。
まぁ単純にデイのほうがリアクションバイトは誘発させやすいんで、バイブ主流の昨今の事情に合ってるのかもしれません。
ワンダーの真髄はスローなタダ巻きに違いありませんが、ダートさせて使うのもなかなか面白いですよ。イワシカラーみたいなグラデーションがかかってるヒカリモノであればトゥイッチでヒラ打たせることもできます。上のレンジなら最強のルアーだと思ってます。何しろ飛距離がずば抜けてるのが頼もしいです。
私も昔コノシロの大群に初めて出くわした時はコノシロをスレ掛かりで乱獲しまくって終了しましたw
とにかく物凄い数で固まるんで、普通に巻いてもルアーの自己主張が足りません。ということで、大群の直下を引いて来れば下にいるシーバスから見えやすいはず。そんな単純な考えがハマってからはお祭り騒ぎに乗れるようになりました。
あと、私はカラーもわざとコノシロっぽくないものにしてコントラストを付けてます。経験上ではホロ系のイワシとゴールド系が強いようです。
ちなみに、ナイトのコノシロ祭はヨレヨレがダントツです。
ほんと、スズキさんは難しいヤツです。自分は彼らの何%を理解してるのか…。
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