日付が12/1に変わる直前から新作のセルフ塗装ルアーのテストも兼ねてフィールドへ。
まずは室見川河口の様子を窺ってみますが、ベタ凪で流れもない状態。10分程探ってたところへちょうどF/Aさんが来られたので、そのままF/Aさんのホームへお邪魔することにしました。
到着するとそこには45君も。
3時頃まで投げて、バラシも食らいながら2本キャッチ。但しセイゴ。どうしたもんか。まぁオリジナル塗装はバッチリ効くことが分かったんで良しとしましょう。
段々と良型のシーバスは落ち始めて、明らかに魚影はまばら、しかも活性も日に日に悪くなってきました。
防波堤の際や明確なストラクチャーをタイトに攻める以外、そんな散り散りになった魚を効率的に仕留めるにはある程度のテクニックが必要になりますが、今回は私の好きなゲーム展開のひとつをご紹介したいと思います。
用意するのはCDの9か11辺り。
まずは、普通にキャスト。夜にしてはやや早めのリトリーブスピードでタダ巻きします。但し、まずはボトムから。徐々にレンジを上げながら数投します(カウントダウンの秒数を減らしていく、ロッドのティップを上げていく)。
ここで食ってくれば万々歳ですが、そんなに甘いものではありません。寧ろ、このCDは捨てのキャストです。
では、何をやったのか。―それは、エサ釣りで言うところの「撒き餌」です。バルサ特有の波動を使って、散っているシーバスの意識を集めるのです。そして潜り込んだ個体に対してもより上のレンジを意識させるよう促すのです。
そして最終的に投げるのは波動の弱いシンキングペンシル。これが本命です。デッドスローで同じ軌道を通すとバコッと来ます。
CDではなく、代わりにバイブレーションを使ったほうが展開は早いのですが、私個人としてはRapalaのバルサ波動に絶対の信頼を置いているので、時間がかかってもCDを使うことが多いです。何しろバイブレーションはスレるのが早いです。
この撒き餌メソッドは、ご存知の通りポッパーでの人為的な活性操作や、青物であればティージングといった行為に近いものですが、波動が大きな意味を持つナイトゲームでこそその威力が発揮されます。
潮の動きが弱い状況、スレてはいないけど上のレンジで食って来ない時、潮流・地形に変化の少ないオープンエリアを攻める時、騙されたと思ってお試し下さい。本当に騙されるかもしれませんけど。
ちなみに、ちょっと工夫すると岸壁やストラクチャーにベッタリと張り付いたシーバスを誘き出すこともできます。
特に足下に潜む魚にはネチネチとワームをダートさせ続けるよりも、やや離れた場所からこの方法を使う方が効果的な場合があるので、その時のパターン次第で試してみるのも良いかと思います。
とにかくシーバスを釣るのは引き出しの多さと、状況に合わせてそれを当てはめていく実践力が全てです。
かなり多種多様な我流メソッドを持つ私ですが、使えないものも多いし、状況を見極める力もまだまだ。
非常に感覚的な小技ばかりで文字では説明が不能なものばかりですが、何か革命的なメソッドを確立した暁にはまたご紹介したいと思います。
現在はもっぱら大型のみを狙って釣る方法を模索中です。できればチビにはショートバイトすらさせない、そんなステレスな釣法。ルアーの種類・サイズ・カラー、フックサイズ、スイムアクション、レンジ等々。おおよその察しはついていて、もう何年もそれを実証しようとしてますが、やっぱりセイゴは食ってきます。現状では「大型の率が上がる」程度。
魚の気持ちを知るには「さかなクン」に弟子入りするのが一番早いのかもですね。あ、「さかなクンさん」ですね、失礼しました。
冬の撒き餌メソッド。もちろんルアーの話。
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僕。sandijazz。
「アングラー歴=年齢-4」という釣りがデフォな人生を送る三十路ナイスガイ。博多湾の中でも特に室見川~今津湾までという狭いフィールド内でシーバスの生態観測を行っている地域密着型アングラー。基本的に右利きなのに左キャスト/右リトリーブという少数派。オカッパリ派(ウェーディングは年に1、2回程度)。魚の生態に関する知識と感覚の鋭さを釣りの糧とする。理論派であり現場主義、経験と実力・実績こそ全てだと考える類の人。「無難」を嫌う超High-stakes気質。定期的にランカーを見ないと精神衛生を乱すほどの大物志向でありながら、ライトタックルでの小魚の数釣りに超はしゃぎまくるラブリーさも持つ。NPO法人バーブレスフック普及協会会員。ラインシステムの研究やルアー製作まで行うド変態、しかもルアーコレクター。シーバスの他にも、ロックフィッシュ(ハタ系・カサゴ系)、アジ、メバル、クロダイ、ナマズ、ブラックバス、雷魚、ヤマメ等、四季折々の釣りをルアーで嗜む。
自己記録:マルスズキ100.5cm、ヒラスズキ70cm、有明鱸89cm、有明ターポン(ヒラ)52cm、シイラ148cm/18kg、キジハタ48cm、メバル32cm、カサゴ35cm、ナマズ72cm、カムルチー94cm、ヤマメ42cm、ニジマス54cm。
実は一企業(小)の事業主。ブランディングディレクター/デザイナー、フロントエンドエンジニア、コピーライター、グロースハッカー。英語・タガログ語(使う機会がなく忘れ気味)・博多弁のトリリンガル。声楽家(元講師)、演奏家(10種以上の楽器を奏でる変態)。レガシィBH5(MT)乗り。とにかく器用。知的探究心の塊。類稀なる強運さに定評あり。
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2 コメント:
初めてコメントさせていただきます。最近シーバス釣りを始めて、このブログを見つけ、まだまだ全く実践できていませんが、参考にさせていただいています。(twitterでもフォローさせていただいてます。おなかの調子は大丈夫でしょうか?)ブログでもおっしゃっているように寒くなってきて、冬の釣り方、というか全てをこれから勉強していこうと思っていますので、これからもブログの更新を楽しみにしています。お体に気を付けて頑張ってください。
> 一成さん
初コメありがとうございます。
腸炎も治まってすこぶる調子の良いsandijazzです。Twitterもフォロー返しさせて頂きました('◇')ゞ
私の我流メソッドは非常にプライベートな釣行データに基づいたものなので参考になるかどうか分かりませんが、「モノは試し」程度に捉えて頂ければ幸いです。
少ない落ち残りシーバスを狙う冬のパターンは決してイージーなものではありませんが、潮・風・レンジの3大要素が顕著に釣果を左右するシーズンなので、この季節に鍛えれば一年を通して良い釣りができると思います。頑張って下さい!
いつかフィールドでお会いすることがあれば、是非お声掛け下さい。
これからも宜しくお願いします!
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