こんにちは、GW前で集中力切れ気味の私です。
先週末からまさかの嘔吐下痢症(娘から頂戴)に倒れ、出しても出しても出続けるからトイレから出られずフィールドにも出られない、そんな状況でした。回復した頃には小潮も後半、やっと釣りに出掛けるもどこ行っても夜光虫、流れもない。イチかバチかで純淡水・どシャローという状況の川にてドリフトさせながら執拗に明暗を攻めてるとボフッ!バスかと思いましたが、今年初のリバーシーバスが釣れました。ギリフッコというイマイチなサイズではありましたが、さすが川鱸、よく引いて楽しませてくれました。
ここ数日は風強すぎてお休み中ですが、やっと春らしくなってきましたね。そろそろクロダイ狙いでリグるのも良さそうです。
さて、今回は前回の予告通り、コストパフォーマンスの高いルアーのバイブレーション編です。
よく考えると、バイブレーションってそもそも「1000円前後」ばっかじゃないか?なんてことに気付いたのですが、あくまで「コスパ重視」ということでご紹介しようと思いますので、そういうのは言いっこなしです。その一言で傷付く31歳もいるってことを知って下さい。
■Prial(コーモラン) JV60S
飛距離:★★★★☆
アクション:★★★☆☆
塗装・質感:★☆☆☆☆
これ以上にコストパフォーマンスが高いものはありません。何と言っても500円切ります。その分、塗装の弱さや材質自体の脆さが目立ちますが、そこまで求めるのは野暮というものです。1回でもストラクチャーに衝突させるとどこかしら破損してる可能性大です。エコじゃありませんが、半使い捨てくらいの気持ちで使いましょう。ちなみに、私はタダ巻きで使用することはなく、リアクションを狙った早い展開の釣りにのみ使用します。これ系の動きはじっくり見せると見切られます。私はST-46#6(前)・ST-46#8(後)、もしくは、がまかつSH56#3に変更してます。
■DAIWA TDソルトバイブRR 72S
飛距離:★★★★☆
アクション:★★★★☆
塗装・質感:★★★☆☆
元祖SW専用バイブレーション。あの時代から変わらないフォルムですが、ほとんど完成形です。素晴らしいです。初期から絶やすことなくお世話になってます。タダ巻きでもOKですが、私はこのルアーのフォールに対して絶対の信用を置いてます。スローからファーストまで安定してるのでこれがあればどのエリアでも概ね事足ります。
■DAIWA TDサイレントバイブ 106S
飛距離:★★★★☆
アクション:★★★★☆
塗装・質感:★★★★☆
上で紹介したPrialバイブの高級版的な(語弊がありますか?)オーソドックスなバイブレーションです。これは質感もしっかりしていて、塗装もなかなか凝ってます。この手のバイブレーションの特徴は何と言っても使いやすさと汎用性です。どこでも誰でも、タダ巻きでもジャークでもリフト&フォールでも、とにかく使い方の自由度が高いので、1つ持ってれば出番は多いはずです。
■SHIMANO サルベージ 70S
飛距離:★★★★☆
アクション:★★★★★
塗装・質感:★★★★☆
EXSENCEブランドができてから私はSHIMANOのルアーを好んで使う機会が増えたのですが、そのうちの1つがこのサルベージです。一見よくある典型的なバイブレーションですが、特筆すべきは、水平をキープする安定したスイム姿勢、レスポンスの速さ、そしてトラブルの少なさです。近年のバイブレーション(リーズナブルな)の中では最も優れたものの一つだと思ってます。何しろ、私はEXSENCE系の「ボラコノシロ」という独特なカラーが好きなんです。
■MARIA ビバーチェ・バンビーナ S70
飛距離:★★★★☆
アクション:★★★★☆
塗装・質感:★★☆☆☆
ヤマリアのバイブレーションと言えば「マールアミーゴ」という方々が多数ですが、私の中ではこのバンビーナ一択です。特筆すべき点はほとんどないのですが、逆に言えば王道です。適度な引き抵抗があり、非常に使いやすいです。私はがまかつSH56#1に変更して使うこともあります。
■REAL METHOD(タカミヤ/ポイント) ナブラショットOverDrive70
飛距離:★★★☆☆
アクション:★★★☆☆
塗装・質感:★★☆☆☆
これも密かな人気を博してますね。釣具のポイントさんで購入できるプライベートブランドのルアーです。普通に巻けばシャローなバイブレーションですが、個人的に面白いのは強めのトゥイッチを入れた際に起こる予測不能なダートです。ベイトのレンジやポイントの水深がハマれば「2、3回連続ダート→ポーズ(フォール)」という連続動作が効きます。私は停船の隙間や壁際など近距離で使うことが多いので、近所の漁港で居付きセイゴと遊ぶ際には主力選手になります。
■STORM(ラパラ・ジャパン) サンダーブレード
飛距離:★★★★☆
アクション:★★★☆☆
塗装・質感:★★★☆☆
ラパラ初のSW用バイブレーションです。奇抜なフォルムをしてますが、アクション等は至って普通です。そして1本上げたのみで至って普通に根掛かりロストして、それから再購入はしてません。シルエットの関係上、魚からはサイズよりも小さく認識されると思うので、この時期のマイクロベイトパターンや小さなカタクチが差してるような状況で活躍すると思います。かなり安価で売られているのをよく目にします。
■FTEC ロックオン65
飛距離:★★★★★
アクション:★★☆☆☆
塗装・質感:★★☆☆☆
これがサイズにしてはやや重めの設計で、もちろん空気抵抗も少ないので飛距離は抜群です。当然その分ファーストシンキングなので、ある程度水深があるポイント、もしくは水温もありベイトを追って高活性な日中といった感じでやや状況を選びます。手っ取り早くボトムを取りたい状況では有効なウェイトですし、リアクション中心のゲーム展開や遠いナブラ撃ちにも向いてます。
…と、ここまでご紹介しましたが、他にもたくさんありすぎてキリがないです。
バイブレーションはルアーの中でもロスト率が高い類のものなので、それこそ安価で自分に合ったものを揃えるのが理想的ですね。
何のルアーでもそうですが、初めて手にしたものは、まず明るい所でフォールさせたりアクション入れてみたりして泳ぎのイメージを頭に入れておくことが大切です。上記は参考程度にいろいろ試してみて下さい。
【追記】
Amazonの「バイブレーション(ソルトウォーター)」カテゴリーを「価格の安い順番」で見ていくと、1000円以下なんてザラに出てきますね。
http://amzn.to/2jXSHdJ
使えるかどうかは分かりませんが…。参考まで。
実売1000円前後で買える秀逸なルアー決定戦(バイブレーション編)
【その他、アングラー向けのリンクとか】
人気のシーバス釣りブログ一覧(ブログ村)
NPO法人バーブレスフック普及協会
福岡県水産海洋技術センター
WEBカメラによる室見川の様子(観測地点:橋本橋)
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僕。sandijazz。
「アングラー歴=年齢-4」という釣りがデフォな人生を送る三十路ナイスガイ。博多湾の中でも特に室見川~今津湾までという狭いフィールド内でシーバスの生態観測を行っている地域密着型アングラー。基本的に右利きなのに左キャスト/右リトリーブという少数派。オカッパリ派(ウェーディングは年に1、2回程度)。魚の生態に関する知識と感覚の鋭さを釣りの糧とする。理論派であり現場主義、経験と実力・実績こそ全てだと考える類の人。「無難」を嫌う超High-stakes気質。定期的にランカーを見ないと精神衛生を乱すほどの大物志向でありながら、ライトタックルでの小魚の数釣りに超はしゃぎまくるラブリーさも持つ。NPO法人バーブレスフック普及協会会員。ラインシステムの研究やルアー製作まで行うド変態、しかもルアーコレクター。シーバスの他にも、ロックフィッシュ(ハタ系・カサゴ系)、アジ、メバル、クロダイ、ナマズ、ブラックバス、雷魚、ヤマメ等、四季折々の釣りをルアーで嗜む。
自己記録:マルスズキ100.5cm、ヒラスズキ70cm、有明鱸89cm、有明ターポン(ヒラ)52cm、シイラ148cm/18kg、キジハタ48cm、メバル32cm、カサゴ35cm、ナマズ72cm、カムルチー94cm、ヤマメ42cm、ニジマス54cm。
実は一企業(小)の事業主。ブランディングディレクター/デザイナー、フロントエンドエンジニア、コピーライター、グロースハッカー。英語・タガログ語(使う機会がなく忘れ気味)・博多弁のトリリンガル。声楽家(元講師)、演奏家(10種以上の楽器を奏でる変態)。レガシィBH5(MT)乗り。とにかく器用。知的探究心の塊。類稀なる強運さに定評あり。
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3 コメント:
初めてコメントいたします。
ソル友@fimoのshingyと申します。
私事ですが東京に転勤となり2か月経ちますが、過去のホームグランドである室見川といえば、私の中では西(愛宕浜)のsandijazzさん、東(百道浜)のごんずい博士さんと両横綱が君臨しており、ブログの更新は今でも楽しみにしており懐かしんでおります。
早良区シーバスアングラーは、両横綱のお気に登録率きっと高いと思いますよ!
最近Twitterでのつぶやきも多いようですがこれからも楽しみにしてます。(もちフォローしとります)
今回懐かしくてたまらず思わずコメントしてしまいました。
帰省した際はまた室見川で竿を出そうと企んでますので、お会いした際は声かけさせてください。
さて、バイブは根掛り覚悟で底をとるので、なるべく安価は大前提ですよね。
気になってたジャクソンのMIXIMをGET(中古@TBですが…)しましたが小気味よく、これも定価から大体ちょっと割引されて1000円近くで売られておりお薦めです。
でもメディアに踊らされ、IPやらKoumeなどもついつい買ってしまってますが、ロストが怖くて表層速引きか中層くらいまでで使用しております。
そんな(どんな?w)sandijazzさんに質問です。
去年の秋口から気になりだしたのですが、河口の突端まで行ってバイブをぶん投げてストレス解消も兼ね釣行を楽しんでいたのですが、漁船の網ですよ、網。
あれあまりに近くないですか。。。
せっかくの週末早起きして行って網があんなに近くに張られてるのが見えるだけで、一気にテンションがガタ落ちします。
最近はどうなんでしょう?!
やっぱあんだけ網を張られていたら、岸に寄るベイトはおろかシーバスの接岸数もかなり落ちてしまうのでは??と素人ながらに考えてしまうのですが、実際のところどうなんでしょう?
釣果に影響は出るもんなんでしょうか??
ひどいのになると川に入ってきて網はったりもして、よっぽど石投げつけてやろぉかと何度思ったことか。
いやいやそんなこと無いよということであれば精神的にもがんばれるのですが、どうぞご意見お聞かせください。
> shingyさん
初コメ、ありがとうございます。
Twitter、見逃してました、すみません。さっきフォロー返しさせて頂きました。
横綱なんて、恐れ多いですw まだまだ精進します。ごっつぁんです。
MIXIM、まだ使ったことはないのですが、実は非常に気になってました。何しろハイブリット系のフォルムなので飛距離が出そうですね。重さも今流行の鉄板系より軽くてちょうど良い感じです。今度試してみます!
さて、室見川河口の網の件です。去年辺りから特に目に余るようになって、愛宕浜・百道浜のアングラーの間ではちょっとした問題になってますね。
以前、関係者から得た情報によると、あの場所に仕掛けてあるのは主に刺し網とカニ捕りカゴらしいです。季節によっては河口を遮らんばかりにブイが浮いてますね。しかも、仰る通り、近い。フルキャストすれば余裕で届いてしまう距離です。
私が室見川をホームにしてからかなり経ちますが、去年辺りから本当に激増しました。そして、それに関係しているのかどうかは確信が持てませんが、同じ頃からシーバス(特に良型)の上がる数が激減しました。他の古株アングラーさん方も同じ意見です。
4年程前の話ですが、深夜の満潮時に室見川で釣りをしていると、着水したすぐに何かに引っ掛かってしまいました。目を凝らして見てると、ラインを引くごとに遠くの点滅ブイが動く。そうです、網が張ってありました。思いっ切り河川内です。
どうにもならないので渋々ラインを切って、怒りに満ちたまま私は網の主が現れるのを待ちました。
1時間もしないうちに船が爆音立てて川に侵入して来ました。ビックリするほど間近で、顔も見える距離です。
イラついてたので、4LEDのライトを船に向けて、その怒りをぶつけました。
私「そげん近いとこで網仕掛けとうけん、さっきルアー引っ掛かって失くしたっちゃけど!」
船「…。あー。待っとって。」
私「いや、あーじゃなくてさ!」
船「ごめんて。返すけん待っとって!」
---数分後、網回収後にルアー持って接岸---
船「これやろ?ごめんごめん。」
私「長いことやりようけどこげなん初めてよ。今のルアーとか、あんぐらい余裕で届くけんね?」
---漁師、網からフッコを1本取り外して---
船「これやるけん、ごめんごめん!」
私「そげなこっちゃないわ!!」
その時、船上の網を見ましたが、良いサイズのスズキ(ランカーもいました)とチヌが数本入ってました。
あれを見せられたら「網とシーバス釣りは無関係」なんてとても言い難いです。
漁師としても年々漁獲高が減少する一方で、しかも燃料費も高騰してるので、近距離で漁をするというのは都合が良いのだと思います。
誰が悪いのかなんてのはよく分かりませんが、とりあえず今は与えられた環境で釣ることしかできないので、網を掻い潜って生き延びた貴重なランカーを求めて精進するのみです。
何とか負けず、折れずに楽しめるだけ楽しみましょう。
コメントの返答ありがとうございました。
やっぱ影響が無いってことはなさそうですね。。。(泣)
漁師の立場もわかるけど、丘っパリアングラーとしてはつらい現状です。
でもそれを踏まえたうえで、こんな環境下でもこれからも、我らの室見川で(帰省時に)楽しんでいければと思います。
船あるならもっと沖行ってくれればいいのにって、な~んかもやもやが残りますけどね。。。
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