どうも、豆乳を飲み過ぎてしまう私です。
GWは長崎に家族旅行へ行って参りましたが、残念ながら釣る時間はなく、博多湾の人間からはにわかに信じられない魚影の濃さに驚愕するのみで帰って来ました。しかも休日なのにどの好ポイントにもほとんどシーバスアングラーはいませんでした。凄まじい可能性を感じる長崎、今度は是非釣り目的で訪れたいと思います。
帰宅後は体力的にはほぼ限界でしたが、ムラムラを抑え切れずに深夜釣行。久々に45君と。開始から割とすぐに夜光虫が消えたタイミングで強烈なヒット。
73cm、痩せてはいるもののナイスファイトでした。室見川でスズキクラスと呼べるシーバスを上げたのは何気に今年初。本来ならこの程度のサイズ、この季節には数本釣れててもおかしくないんですけどね。今年の室見川は間違いなく過去最悪です。夜光虫だけじゃなくて、この日も満潮のタイミングには河口のブレイクまで数隻の漁船が入っていて、岸から5mくらいの近さで網入れてました。
さて、今回は3連企画の最後、コストパフォーマンスの高いルアーのシンキングペンシル編です。
見せる、動かす、食わせるというルアーの基本的な3点をバランス良く兼ね揃えているのがシンペン。私の苦手なワーム等のソフトベイトも「魚に違和感を持たせない」という長所を持っていますが、個人的には、それにプラスして飛距離を出せるシンペンはスレたシーバスを狙う上で最強の武器だと思っています。
■DAIWA レイジー 95S
飛距離:★★★★☆
アクション:★★★★☆
塗装・質感:★★★★☆
このルアーには数えきれないくらいに良い思いをさせてもらってます。私は115Sも好んで使いますが、汎用性が高いのはこの95mmです。これは2006年に20lbクラスのレコードを更新した実績を持つだけあって信頼度はピカイチです。微弱な流れでもしっかりと反応するので、基本は流れに乗せてデッドスローにポイントへ送り込むのが効果的です。上ずってるベイトの下にシーバスが付いてる時にはトゥイッチやダートで誘ってフォールで食わせるというのが私の得意パターンです。それほどフォール姿勢も安定してます。
■DUEL アダージョ 105
飛距離:★★★★★
アクション:★★★★☆
塗装・質感:★★★☆☆
上述の73cmを室見川のタフコンディションで引っ張り出してくれたのもこのルアー。いろいろあって、昔からDUELのルアーを信頼して使ってますが、中でもこのアダージョ105とアイルマグネットDB(現行モデル:3Gリップレス)はボックス内に入ってないと落ち着きません。ヘビータイプもありますが、こちらの通常タイプもある程度のスピードでも水面を割らないので、早めのリトリーブで誘いたい時は重宝します。また、ボディ側面がフラットでフラッシングが効くので、波動との相乗効果で大場所でも魚を寄せます。サーフや大河川に行くなら裏切りません。
■DUEL ハードコア シンキングペンシル 80
飛距離:★★★★★
アクション:★★★★☆
塗装・質感:★★★☆☆
上のアダージョと同じくDUELのシンキングペンシルです。
メーカー側はMAX50mとしている飛距離ですが、スリムな形状でありながらハードコアの特徴であるマグネット式重心移動システムを搭載していることで、体感的にはもっと飛んでるような気がします。おかげでかなり遠くのナブラを撃つこともできるので、魚が浮いてるようなときはバイブレーションよりもはるかに良い釣果を得られることがあります。
昼夜問わず必携です。
標準のフックはST-46の#6ですが、ここだけの話、私はシングルフック56(SH56)の#3に替えて使ってます。個人的に、巻かない釣りには最強のチューニングです。
■MARIA ブルースコード C90
飛距離:★★★★★
アクション:★★★★☆
塗装・質感:★★☆☆☆
ちょっと金額的に微妙なラインですが、たまに1000円程で売られてることもあります。私はもう何年もこのシンペンのクリアホロを使い続けてて、今ボックスに入ってるのは何代目なのか分かりません。Cタイプはマグネット重心移動、Vタイプは固定重心で、立ち上がりの悪さはあれど、軽くてビックリするほどブッ飛ぶCタイプを愛用しています。タダ巻き良し、ドリフト良し、ダート良し、とにかくこれ1つでいろんな攻め方が組み立てられます。ちなみに先日釣った85cmのシーバスもこのルアーのボトムトゥイッチでヒットしました。そんな渋い甲殻類パターンもカバーできます。
…と、今回はたった4つのみですが、本当はもっと紹介したいのがあるのに、微妙に安くないw
やっぱりワンダーはテッパンですし、ヨレヨレはブッ飛んでくれて動き・姿勢も抜群。しかし、「1000円前後で」ってなると難しいですね。
シンペンに関しては以前から自分で作ったりもしてますが、ウェイトのバランスが本当に難しいです。飛ばそうと思えばテールが落ち気味になるし、重くするとシャローでのスローが厳しかったり。自分でやってみるとあまり安くできないのも分かります。ボディの作りだけで見れば一番簡単なルアーなんですけどね。
さて、博多湾内は水温も十分に上がってます。今接近中の台風、そしてこれからの梅雨と、なかなかフィールドに出るのも難しくなりますが、この風雨で潮が変われば夜光虫も消え、良いサイズのベイトももっと差して来るはずです。そうなればもっと頻繁にドラグを鳴らすこともできるんじゃないでしょうか。
ちなみに、私は気合を入れてメインのリールをあの名器に持ち替えます。以前は数ヶ月で手放してしまいましたが、私ももう年齢・キャリア共に良い頃合いではないかと、思い切って再購入しました。早めに入魂したいと思います。
精進します。押忍。
実売1000円前後で買える秀逸なルアー決定戦(シンキングペンシル編)
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WEBカメラによる室見川の様子(観測地点:橋本橋)
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僕。sandijazz。
「アングラー歴=年齢-4」という釣りがデフォな人生を送る三十路ナイスガイ。博多湾の中でも特に室見川~今津湾までという狭いフィールド内でシーバスの生態観測を行っている地域密着型アングラー。基本的に右利きなのに左キャスト/右リトリーブという少数派。オカッパリ派(ウェーディングは年に1、2回程度)。魚の生態に関する知識と感覚の鋭さを釣りの糧とする。理論派であり現場主義、経験と実力・実績こそ全てだと考える類の人。「無難」を嫌う超High-stakes気質。定期的にランカーを見ないと精神衛生を乱すほどの大物志向でありながら、ライトタックルでの小魚の数釣りに超はしゃぎまくるラブリーさも持つ。NPO法人バーブレスフック普及協会会員。ラインシステムの研究やルアー製作まで行うド変態、しかもルアーコレクター。シーバスの他にも、ロックフィッシュ(ハタ系・カサゴ系)、アジ、メバル、クロダイ、ナマズ、ブラックバス、雷魚、ヤマメ等、四季折々の釣りをルアーで嗜む。
自己記録:マルスズキ100.5cm、ヒラスズキ70cm、有明鱸89cm、有明ターポン(ヒラ)52cm、シイラ148cm/18kg、キジハタ48cm、メバル32cm、カサゴ35cm、ナマズ72cm、カムルチー94cm、ヤマメ42cm、ニジマス54cm。
実は一企業(小)の事業主。ブランディングディレクター/デザイナー、フロントエンドエンジニア、コピーライター、グロースハッカー。英語・タガログ語(使う機会がなく忘れ気味)・博多弁のトリリンガル。声楽家(元講師)、演奏家(10種以上の楽器を奏でる変態)。レガシィBH5(MT)乗り。とにかく器用。知的探究心の塊。類稀なる強運さに定評あり。
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