ご無沙汰しております。覚えてますか?私ですよ。
最近は仕事が詰まっててなかなかブログが更新できませんでした。とか言いつつ、もちろん釣りには出てます。平常運転です。
釣果はというと、先日やっと湾内で85cmを上げましたが、それ以外はアベレージ40cm前後、良くて50cm前後、夜光虫に泣かされボウズもあり、そんな面白みに欠ける釣行が続いています。
とにかく夜光虫。本当に忌まわしいです。ナイト釣行しか時間が取れない私には致命的です。夜光虫の見えないデイで釣れてる、なんて話を聞くとほんと仕事辞めたろかなんて思いますよ。
件のランカーも、やっと夜光虫が湧いてないポイントを見つけたものの魚っ気がなかったので、甲殻類ベイトにパターンを絞って狙ったら出てきました。ルアーはブルースコードC90、オリジナル塗装です。
さて今回は、タイトル通り、1K円前後で手に入る優れたルアーを独断と偏見でご紹介したいと思います。
以前、「安くても何だか釣れてしまうルアー決定戦」ってのをやりましたが、今回はミノー編、バイブレーション編、シンキングペンシル編と3回に分けてより細かく書いていきます。
これなら3回分のブログネタ稼げるしねっ!
■GAEA エリア10
飛距離:★★★☆☆
アクション:★★★★★
塗装・質感:★★★☆☆
これはコストパフォーマンスが高いルアーの代名詞的な存在で、かなり多くのアングラーがお世話になっているであろう名作です。私もこれまで何本釣り上げたか分かりません。「小さいコ◯モ」なんて野暮なことは言いっこなしです。100mmクラスで3本フックという仕様なので、とにかくフッキング率が高く、このルアーの真骨頂であるデッドスロー時のフッキングが難しいショートバイトも拾いやすくなってます。どういうスピードで巻いても表層直下の良いレンジを外さないので、博多湾周辺の遠浅なサーフでの接近戦では絶大な威力を発揮してくれます。「エリア10=バチ抜け用」ではないので、いろんなシチュエーションで活用して頂きたいルアーです。私はST-46#6-#8-#6もしくは#6-#6(真ん中抜き)に変更してます。
■STORM(ラパラ・ジャパン) ブーツ90
飛距離:★★★★☆
アクション:★★★★★
塗装・質感:★★★★☆
ハンドメイドで名作を生み出してきた「原工房」の作品の中で特に熱い支持を受けてきたルアーをラパラがOEMして量産化したものです。実際に使ってみると分かりますが、いかにもランカーに効きそうなレンジを見た目の奇抜さからは考えられない見事なウォブンロールで泳いでくれます。名前通りの頭の形状ですが、その形を利用した引き波、そしてジャーク時に起こるポッパーに近いスプラッシュはこのルアーの真骨頂です。私の好きな立ち上がり重視の固定重心ですが、意外と飛びます。私の中ではトップウォータープラグという位置付けです。私はST-46#5に変更してます。
■MARIA フェイクベイツ S90
飛距離:★★★☆☆
アクション:★★★★☆
塗装・質感:★★☆☆☆
これも不朽の名作です。見た目は典型的なプラグ。固定重心なので立ち上がりとレスポンスが良くて、その割には申し分のない飛距離を出してくれます。アクションはかなりタイトなウォブンロールで、ロッドアクションが非常に有効です。昔は室見川河口の護岸沿いにキャストして、ダート気味に巻けばほぼ確実にボウズ逃れできてたくらいの代物です。CD-9では届かない場所を探ることができるので、よくローテーションのペアにしてました。CD同様、ストップ&ゴーが抜群に効きます。このSタイプに関しては90か70がシーバスには向いていると思います。ちなみに、新たなラインナップとして「NL-I」というのも出てますが、飛ぶ・大人しい・シャローという私の好きな要素を盛り込んでいて、こちらもなかなか秀逸です。
■MARIA チェイスBW 105
飛距離:★★★★☆
アクション:★★★★☆
塗装・質感:★★☆☆☆
ロストしたら必ず買い直すルアーの一つです。マグネット重心移動であることと超シャローレンジであること以外は特筆すべき点はないのですが、どうして私がこれを推すのかというと、「何故か他の同サイズミノーより大物率が高い(個人比)」という点にあります。このルアーはデッドスロー専用と言っても良いくらい振り幅の大きなロールをするので、ドリフトかアップクロスかベタ凪かという感じで使える状況が限られます。しかも足場が高い所ではNGです。しかし、長い間使い続けてコイツの事を理解すると、ルアーケースに入ってないと落ち着かないというレベルにまでなってしまいます。最近ではあまり見かけなくなってしまいましたが。ちなみに、私の周りではあまり評価が良くないです…。BWより潜行レンジの深いSWや125mmサイズもありますが、個人的にはBWの105mmが一番好きです。私はST-46#5に変更してます。
■SALTEX(パブリックルアーズ) サステナ100SS
飛距離:★★★☆☆
アクション:★★★★☆
塗装・質感:★★★☆☆
これはこのブログにも来て頂いてるTHさんのオススメだったので数ヶ月前に購入してみました。リップレスではあるのですが結構鋭い角度で切れ込んでるので、リップ付きのミノーに近い水噛みの良さがあります。SSとありますが、海水ではほぼフローティングです。タダ巻きではかなりタイトなウォブンロールですが、ロッドアクションへのレスポンスが良いので、私はトゥイッチやジャークをメインにした使い方をしてます。アップストリームに投げて流すような使い方をするとバチ抜けパターンにもよく効くはずです。私はST-46#6に変更してます。
■ZXZ SM88-S
飛距離:★★★★☆
アクション:★★★★☆
塗装・質感:★★☆☆☆
「何かに似てる」でお馴染みのZXZですが、私は割と好きなんです。何が凄いって、製品一つ一つに個体差があるw ウェイトボールが戻らない、Sを買ったのに中身はFだった、そんなミラクルを体験させてくれたのもこのルアーです。それでもこの価格帯でタングステンを使ってたり、結構真面目な塗装をしてたり(剥がれやすいですが)、なかなかの努力が見えます。このメーカーのルアーは概してアクションが大袈裟なので、ナチュラルドリフトやアップストリームからのスローリトリーブ、もしくは流れのない状況での使い方が向いてます。初級者が「安いから入門用に」という勢いで買って火傷をする典型的なルアーですねw 私はST-46#6に変更してます。
■TAILWALK(アルファタックル) スイッチブレード 140mm
飛距離:★★★★☆
アクション:★★★☆☆
塗装・質感:★★☆☆☆
過去に1度だけ買ってすぐに無くしてしまったので思い出フィルターONかもしれませんが、なかなか良い作りをしてたように記憶してます。何しろかなりスリムな形状で綺麗にキャストが決まると矢のように飛んで行きます。140mmとは言え、細いので若干小さく見えます。ウェイトの戻りが悪かったかな?すみません、あんまり覚えてませんw
■DAIWA シーバスハンターII LC復刻版9S
飛距離:?
アクション:?
塗装・質感:?
この復刻版に関してはまだ使ったことはないのですが、シーバスハンターIIは昔よく使ってました。ただ、私の記憶では当時のIIは固定重心だったと思います。何しろK-TENより前だったと思うので。それが重心移動でのリバイバルということで、正直なところどうなのかよく分かりません。オリジナルのものはシンペンとミノーの中間といった感じのアクションで、キビキビしたミノーにスレた魚にはよく効いてました。
まだまだ他にもありますし、私の知らない名作もあるかと思います。その辺は是非コメント欄にでも書いてお教え頂けると嬉しいです。
次回は「バイブレーション編」です。
それよりも、どなたかコノシロがまとまって入ってるポイントを教えて下さいお願いしますこの通りです。代わりに、コノシロパターンの必勝法教えますんでお願いしますこの通りです。
【追記】
Amazonの「ミノー(ソルトウォーター)」カテゴリーを「価格の安い順番」で見ていくと、1000円以下なんてザラに出てきますね。
http://amzn.to/2jXx1hQ
使えるかどうかは分かりませんが…。参考まで。
実売1000円前後で買える秀逸なルアー決定戦(ミノー編)
【その他、アングラー向けのリンクとか】
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僕。sandijazz。
「アングラー歴=年齢-4」という釣りがデフォな人生を送る三十路ナイスガイ。博多湾の中でも特に室見川~今津湾までという狭いフィールド内でシーバスの生態観測を行っている地域密着型アングラー。基本的に右利きなのに左キャスト/右リトリーブという少数派。オカッパリ派(ウェーディングは年に1、2回程度)。魚の生態に関する知識と感覚の鋭さを釣りの糧とする。理論派であり現場主義、経験と実力・実績こそ全てだと考える類の人。「無難」を嫌う超High-stakes気質。定期的にランカーを見ないと精神衛生を乱すほどの大物志向でありながら、ライトタックルでの小魚の数釣りに超はしゃぎまくるラブリーさも持つ。NPO法人バーブレスフック普及協会会員。ラインシステムの研究やルアー製作まで行うド変態、しかもルアーコレクター。シーバスの他にも、ロックフィッシュ(ハタ系・カサゴ系)、アジ、メバル、クロダイ、ナマズ、ブラックバス、雷魚、ヤマメ等、四季折々の釣りをルアーで嗜む。
自己記録:マルスズキ100.5cm、ヒラスズキ70cm、有明鱸89cm、有明ターポン(ヒラ)52cm、シイラ148cm/18kg、キジハタ48cm、メバル32cm、カサゴ35cm、ナマズ72cm、カムルチー94cm、ヤマメ42cm、ニジマス54cm。
実は一企業(小)の事業主。ブランディングディレクター/デザイナー、フロントエンドエンジニア、コピーライター、グロースハッカー。英語・タガログ語(使う機会がなく忘れ気味)・博多弁のトリリンガル。声楽家(元講師)、演奏家(10種以上の楽器を奏でる変態)。レガシィBH5(MT)乗り。とにかく器用。知的探究心の塊。類稀なる強運さに定評あり。
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メルアドも晒すよ!
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6 コメント:
安価なルアーは、ストラクチャーをタイトに攻めたり、ゴロタでも積極的に使えたりするので好きです!
ブーツも安い部類に入るのですね…見かけたら買ってみます。
エリア10は、私的にバラシ率が高いですw
小さいデフォルトフックがいけないと思うのですが、ST-46#8でもOKだったとは…速攻換えます!
ST-46で2フック仕様のM:IIというのもありますね。
PUBLIC LURESの回し者ではありませんwが、今年の港湾バチ抜けは、ネレイド100Sにも期待しています。
低水温の時期でも釣れたので、信用出来るかもしれません。
安いルアーは品質にバラつきがありますよね。
サステナなんかは、ラインアイがありえない程曲がっているものが紛れ込んでいますw
よく見てから買わないといけませんね…
それからすると、(釣れるかどうかは別として…)DUELは凄いと思いますw
ご無沙汰しております。。。^m^
ちょっと本題ではない部分にも興味
引かれてしまいました(^-^)。
あの夜にルアー引いてると光ってるのは
やっぱり夜光虫なんですね。
“こんなに光ってて、釣れるかな?”とか、
思っていたのですが、やっぱりダメなん
ですねぇ~。
それにしても、こんな時期に夜光虫って
河川内にも発生するものなんでしょうか?
ふつうは夏のような気もするのですが。。。
水質汚染?それとも気候の問題??
不思議です。。。(?_?)
最近\1,500を超えるルアーはほとんど買わなくなりました。というか、4桁になると熟考してしまいます(^^;
安いルアー、参考になります。やはり、マリア、ダイワ、シマノあたりがリーズナブルでよく使っています。そのわりに格安ルアーには手を出す勇気がなかなかなかったり。。。実績が無いだけにルアー選びには苦労します(^^; ま、それも楽しいんですが。
> THさん
どうもです。
そうなんです、安いルアーには特攻精神が宿ってます。物怖じすること無く局所を叩く、これは間違いなく釣果にも反映されます。
ブーツはカラーによっては1K円を切る価格で在庫処分的な扱いを受けてます。しかしここだけの話、ブーツは波動と動きのルアー、カラーはあまり気にする必要ありません。
エリア10のフック、私はレンジとアクションを自分のスタイルに合わせるため#8・8・8に変えてますが、バランスで考えれば#8・10・8、ウォブリングを強めるのであれば#8・10・10とテール側を軽くするのもアリだと思います。
ネレイド、あれは完全にバチパターンにアジャストしてますね。真冬の超低水温時でも効いたかもしれません。
仰る通り、安いルアーを買う際は「1本1本にバラつきがある」ということを踏まえておく必要がありますね。アイの位置・バランス、ウェイトがちゃんと移動するか、少なくともこの2点は注意したいです。
> ごんずい博士さん
どうも、ご無沙汰しておりますm(_ _)m
そうなんです、あのロマンティシズム溢れる幻想的な光は夜光虫です。トニックウォーターをブラックライトで照らしたような異常な光を発します。
夜光虫は基本的に表層から数十cm程度に固まっているものなので、中層~ボトム付近が侵されているようなことはほとんどありません(そこまで行くと、いわゆる赤潮としてデイでも赤褐色に濁ります)。
このコンディション、ルアー自体が光るのは全く問題ありません。シルエットが若干大きくなるだけで、本物の魚も夜光虫にぶつかれば当然光ります。
しかし、問題なのはラインです。これが人間の目から見える以上に光っているようで、モノの見事に一発で見切られてしまいます。私も長年やっててこの状況下でのスズキクラス捕獲率は0%です。ボトム?明暗?極細ライン?といろいろ試してますが、釣れてもセイゴです。
ガツガツとトップでバイトしてくるような状況であれば夜光虫湧いてても攻めようがあるんですけどね。
時期としては、仰る通り夏の赤潮時に表裏一体で起こりますが、それ以外にも季節の変わり目に多いです(前回は11~12月に湧いてました)。基本的にプランクトンなので、やはり河川の影響を受けるエリアにも多く発生するようです。
しかし、一昨年辺りから本当に濃度・頻度ともに酷いです。釣れる季節に限って湧くのでたまらないです…。
> flyinganglerさん
どうもです。
私も個人的に1500円前後のルアーが好きで、マリア、ダイワ、シマノ、DUEL、そしてラパラ、この辺りのメーカーには大変お世話になってます。
個人的な考えとしては高いルアー1本よりも安いルアー2本のほうが釣果に結びつくと思ってます。もちろん、ただ安いだけでは「安物買いの銭失い」状態になりかねませんが。
他の趣味にも言えることですが、釣りにおいては「いかに上手くタックルを選べるか、買えるか」が力量の見せ所の一つなので、ここで他との差をつけたいところです。
何しろルアーアングラーなんて大抵がコレクター的な素質を持ってるものですからね。うちには封を切っているもの、いないものを合わせれば実に数百のルアーが眠ってます。使うか使わないかは別ですw
お疲れ様です。
お久しぶりです。
楽しみにしてました。
こういう記事は高校生の自分にとってめっちゃありがたいです。
金はないし時間もないし・・・
まだまだシーバス界は詳しくないのですがいろいろ調べて買いたいと思います。
記事楽しみにしてます。
> 高校生アングラーさん
コメントありがとうございます。
「高いルアーだから釣れる」とか「安いルアーだから釣れない」とかいう考えがほとんどハマらないのがシーバスのルアーフィッシングです。
無駄に高いルアー買ってロストするのが怖くなってしまっては攻めようにも攻められなくなるので、それよりはある程度のクオリティのものを数揃えてあらゆるパターンを想定したほうが確実に釣果につながります。
出来るだけ金銭的負担を少なく、いろんなルアーを試してみて、自分のスタイルとフィールドに合ったものを見つけられればベストです!
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